パートナーとの会話が面倒になったら、『Me before you』がおすすめ!

みなさん、日々愛するパートナーとの会話にイライラしていませんか?正直、関係を維持することって疲れますよね、、、

今回紹介する小説『ミー・ビフォア・ユー』(ジョジョ・モイーズ著、最所篤子訳、集英社)では、ある男女が、相手と別れる極限状態であっても、お互いの気持ちを理解しようと、試行錯誤する様子が描かれます。日本では「世界一キライなあなたへ」という邦題で映画化されています。

どうにもならない現実に直面しても、相手に自分の想いを伝えることをやめてはいけない理由が随所にちりばめられています。キュンキュンポイントもたくさんあるので、楽しみながら読めちゃいます!

ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日 (集英社文庫) [ ジョジョ・モイーズ ]
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1 あらすじ

デザイナーになる夢を諦めた主人公の女性は、地元でアルバイトをしていました。

ある日、家族のため彼女は、高時給の介護の仕事に応募します。そこで交通事故で全身不随となった元実業家の男性と出会います。

はじめ2人はそりが合いませんでした。そりが合わないどころか、男性は彼女の存在を受け入れようとはせず、拒絶しました。彼女は、家族の為、仕事を手放すわけにもいかず、淡々と彼に向き合っていきました。

そんな中でのとある日、天気のよい庭で2人がお互い叶わぬ夢への気持ちを吐露し合うと、2人のこころの隔たりはなくなっていきました。

しかし彼は人知れず、安楽死をすることを決意していました。自分の心から望む行動が出来ないことは彼にとって死を意味して居たからです。

彼女はそんな彼の決意を受け入れられるわけもなく、愛する彼が思い改めるよう、スカイダイビングやリゾートステイなど、さまざまなアクティビティを通して生きる楽しさを共有していきました。

しかし彼の意思が変わることはなく、とうとう男性が安楽死をする前日、彼女はあることに気が付きました。

それは彼の決意が動かないこと、それこそが彼が芯のある人であるという証明であり、ありのままの彼の姿だということ。

そのことを受け入れられた彼女は彼のもとに向かい…というお話です。

2 教訓① 自分の意思を言わないこと=相手を受け入れたことでではない

カップルや夫婦関係では、愛する人との衝突を避け、自分の思いをあまり伝えない人も多くいます。

特に日本文化では、根強い男尊女卑文化が影響しているため、女性は慎ましく男性を支えることが美徳と考えられることでしょう。

しかし、それは本当に相手の意思を受け入れ、尊重したことにはなりません。

相手を理解する作業はお互い納得感を持つまで行う、その話し合った過程も含めます。

その納得感は意見を言い合い、確認し合うことでしか得られないのです。

3 教訓② 自分の想いを相手に伝えることで、自分自身への理解が深まり、相手からも理解される

この物語では、男性は心の奥底で感じていた虚しさや孤独感を女性に表現することで、自分自身を取り戻すことができました。

また夢を諦めていた女性は目指していた夢へのあこがれ、未練を男性に受けとめてもらうことで、改めて自分の夢への想いに気が付くことができました。

自分の感情には、自分が知る由もない理由が隠れており、たいてい人は最初から気が付くことは出来ません。特に相手に自分のネガティブな思いや気持ちを伝えたら、嫌われるかもしれないと思い、正直に話すことはなかなかできないものです。

しかし二人の関係を最も危うくさせる最大の要因は、相手が何を考えているのかわからない状態が続くことなのです。

自分の想いを自分が理解するために、まず相手に思いを伝える。すると相手が自分を理解してくれる糸口になってくれるのです。

4 おしまいに お互いの腑に落ちるまで伝え合う行動こそが、二人の関係を成熟させていく

物語の中で、二人は幾度となく、お互いの想いを伝えあっています。

二人は喧嘩になることを恐れるのではなく、理解してほしい、理解したいという気持ちを原動力に対話をし続けます。

恋人やパートナーとの関係づくりに一番必要なことは、お互いのためを思い合って行動したという事実です。

たとえ別れという結末を迎えたとしても、お互いが納得していることがお互いの心が満たされる状態に繋がっていきます。

時に、パートナーにもう何も話したくない気持ちになることがあります。

そんな時こそ、この本を読んで、想いを伝え合うことの大事さを思い出してみませんか?

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